バイクの盗難保険はZuttoRide株式会社の「ZuttoRideClub」が有名です。というのもHONDA、SUZUKI、YAMAHA、KAWASAKIなどの国内バイクメーカーに対しバイク盗難保険のOEM商品を提供しているので必然的にバイク盗難保険の代名詞といえばZuttoRideClubになってしまいます。
そこで本記事ではバイク盗難保険 ZuttoRideClubの「何を補償」、「保険料いくら」の2点に絞ってサービス内容を解説します。
このページでは、バイク盗難保険をできるだけ簡潔に説明しているので、バイク盗難保険をもっと詳しく知りたい方は「ZuttoRideバイク盗難保険のプラン内容・補償回数・ロードサービス・価格まとめ」をご覧ください。
何を補償してくれるの?
バイク盗難保険「ZuttoRideClub」ではバイク本体の盗難・バイクパーツの盗難・カギ穴いたずら補償の三種類を補償の対象としています。
バイクの盗難保険でよく間違われるのですが、ときには補償の対象にならない場合もあります。
それはバイクに傷を入れられたり、ミラーを折られたりしたときです。
盗難ではなくイタズラ(破壊)に対する保険は車両保険(任意保険)でカバーする範囲なので盗難保険では補償されません。
ただし、一度バイクを盗難された後に壊れた状態のバイクを発見した場合は、盗難の範囲内に入るので盗難保険が適用されます。

保険料はいくらなの?
ZuttoRideClubのバイク盗難保険は「盗難保険プラン」で保険料が決まり、補償上限額が決まります。盗難保険プランは「盗難5」から「盗難300」までかなりの数があります。
盗難保険プランはバイクの中古価格を参考にして決めます。そのため見積もりの段階でバイクの年式と車種を入力し、愛車の査定価格を元に最適な盗難保険プランがいくつか提示されるのでその中から保険料や補償額に納得した盗難保険プランを自分で選んで決めます。
中古価格を用いて盗難保険プランを決めるのは補償額とバイクの価値があまりにも差があると簡単に悪用できるからです。
ちなみに査定価格はZuttoRide盗難補償システム参考査定価格表を元に行われています。
プラン名 | 年会費 | 期間 | 車両盗難 | 自己負担金 | パーツ盗難 | カギ穴いたずら |
盗難15 | 6,900円 | 1年間 | 15万円 | 5% | 2万円 | 2万円 |
盗難40 | 15,600円 | 1年間 | 40万円 | 5% | 5万円 | 3万円 |
盗難70 | 24,900円 | 1年間 | 70万円 | 5% | 10万円 | 3万円 |
盗難150 | 47,500円 | 1年間 | 150万円 | 5% | 20万円 | 5万円 |
盗難300 | 92,700円 | 1年間 | 300万円 | 5% | 20万円 | 5万円 |
※盗難保険プランのごく一部。「盗難5」から「盗難300」まであります。
バイク査定額でわかる保険料
バイクの中古査定額が加入できる盗難保険プランに影響します。そこで実際に中古査定額を仮定してどのような盗難保険プランに加入できるのかシミュレーションしてみたいと思います。
もし、バイクの車両査定額が14万円だったら
スクーター(50cc)クラスがこの程度の車両査定になります。1年間の保険料が5,700円だから一ヶ月で475円の保険料なので財布にもやさしい。約26年に1回の盗難で元が取れる計算になります。通勤用に使っているスクーターの対策に。
- 盗難保険プラン「盗難15プラン」
- 年会費¥6,900
- 保険金額15万円
もし、バイクの車両査定額が38万円だったら
250ccまたは400ccクラスのバイクだと査定額がこのくらいになります。月々1,200円の保険料で安心を買えるなら悪くない掛け金です。約27年に1回の盗難で元が取れる計算。
- 盗難保険プラン「盗難40プラン」
- 年会費¥15,600
- 保険金額40万円
もし、バイクの車両査定額が150万円だったら
バイクの査定額が150万円クラスになると盗難保険の保険料も高め(46,300円)に設定されています。でも約32年に1回の盗難で元が取れます。年会費が高いと感じるなら盗難対策にお金を掛けた方がいいです。
- 盗難保険プラン「盗難150プラン」
- 年会費¥47,500
- 保険金額150万円