バイクの盗難未遂が起きたらそれはあなたのバイクが防犯意識の低いことや狙われやすいバイクだということを表しています。
窃盗犯に狙われたということはそれだけ原因があるわけですから、盗難未遂というキッカケを機に盗難対策に本腰を入れるべきではないでしょうか。
次回の盗難に備えて盗難対策
バイクが盗まれると金銭的にダメージを受ける以外に盗難届や廃車手続き、任意保険の解約などいろいろな事をしないといけません。
正直面倒です。放っておくと放置違反金(駐禁で青切符)を支払うはめになったり、もし犯罪に悪用されたら事情聴取を長々と受けたりしないといけません。
それに軽自動車税や自賠責保険の支払いも忘れてはいけません。
バイクが盗まれると面倒な手続きが山積みになるので次回のバイク盗難に備えてしっかりとした盗難対策を施しましょう。
バイクの盗難対策はいろいろな方法がありますが一番メジャーなのがロック(鍵)です。ロックの数を増やして窃盗犯に面倒な(盗みにくい)バイクだなと思わせるのが良いとされています。
でも、デメリットもあります。ロック(鍵)が多いとたしかに絶大な効果があるのですがロックの数を増やすとこちら側のバイクに乗る人間もその分だけ面倒な鍵開け作業を毎回しないといけません。
それにロックの頑丈さは値段に比例しているので安いロックは見掛け倒しにしかなりません。
そこでおすすめしたいのがココセコム、防犯カメラ、バイク盗難保険の3つです。
バイクの位置情報がわかるココセコム
ココセコムは大きさがスマートフォンのようなGPS末端をバイクに取り付けることでバイクが今どこにあるのか確認できる高度な位置検索システムです。
位置情報の精度はGPS衛星と携帯電話基地局を使っているので高い精度でバイクの居場所がわかります。
バイクの位置情報がわかっても犯人が怖いなどの理由から警備会社セコムの緊急対応員に現場に駆けつけてもらうサービスもあります。
ココセコムの使い方はインターネットが利用できるパソコンやスマホから専用ホームページにアクセスすれば事前登録なしで使えます。また、電話を利用してオペレーターから現在位置を検索してもらうこともできます。
ココセコムの電源はバイクのバッテリーから直接供給する方法と充電器を利用した携帯電話のような充電方式(2時間のフル充電で最大240時間)の2種類です。
ココセコムの利用料金は位置情報の検索回数でプラン分けされており、一番安いプランで月10回検索の月々900円になっています。
加入初回月だけ加入料金(4,500円)と充電器orバッテリー取り付けセットが必要になります。
加入料金(4,500円)+充電器(2,000円)+基本料金(900円)=合計7,400円
2ヶ月目からは基本料金(900円)だけになります。
防犯対策の基本である防犯カメラ
防犯カメラは存在をアピールことで盗難や悪戯の抑制になります。また、隠して設置することで犯行現場の証拠画像を手に入れることができます。
店舗で使うような本格的な防犯カメラだと5万円~20万円ぐらいするのでホームセキュリティータイプの防犯カメラに絞って探すと値段を抑えて購入できます。
屋外で使用するので雨の対策として防水仕様に加え、夜でも録画が可能なように赤外線を搭載した防犯カメラがおすすめです。
また、あまり知られていませんが「トレイルカメラ」もおすすめです。
トレイルカメラ(自動撮影カメラ)は野生動物の生態調査を撮影するのに利用されるカメラのことです。
だから、9つの特徴があります。
- 配線工事が不要(電池、SDカード)
- バッテリー長持ち(待機だけなら半年~1年)
- 赤外線センサー標準装備(夜間OK)
- 不可視光赤外線フラッシュ(目に見えない)
- 素早く動いているものにも対応できる
- 防水仕様
- 頑丈で耐候性が高い(積雪地方OK)
- どこでも設置可能(付属ストラップで固定)
- 防犯カメラより値段が安い
9つの特徴を見るとまさしくバイク窃盗犯の顔写真を撮るのにぴったりのカメラです。
実は野生動物の調査以外にもゴミの不法投棄を取り締まるために防犯カメラとして実際に使われているので確かな実績があります。
トレイルカメラで気をつけるべきことは値段に比例して性能が良くなるわけではなく、モデルによって性能が異なるので値段で決めない事です。
損害保険のバイク盗難保険
バイク盗難保険はバイクが何者かによって盗まれた時に効果を発揮する損害保険です。
多くの方に選ばれる理由として、バイク本体の盗難以外にもパーツだけの盗難やカギ穴いたずらに対する補償も含まれています。
盗難保険に掛かる保険料と盗難時に受け取れる保険金は全18種類ある盗難プランの中からバイクに最適なプランを選べます。
掛かる費用を大まかに言うと、盗まれたバイクと同等のバイクを再度購入できるだけの保険金(現金)が受け取れます。保険料は保険金の1/26程度になります。
保険料から考えると26年の間に一度でも盗難被害に遭えば元が取れる計算になるのでかなりお得です。