通勤用に原付(50cc~125cc)を持っている方は近所の悪ガキがマンションやアパートの駐車場でたむろしていると、こいつら盗む気じゃないだろうなと心配になりますよね。
駅まで原付を使っている方も同様に開けた場所の駐車場は格好の盗難ポイントですから不安ですよね。
大抵、原付を狙う未成年は誰も見ていないときに「キーボコ」と呼ばれるハサミやマイナスドライバーなどをバイクの鍵穴に差し込んで無理やり回してエンジンをかけようとするので鍵穴がボロボロになります。
異物を差し込む「キーボコ」はシリンダーそのものを破壊する素人手口なため成功率が低く、キーボコに失敗するとそのまま逃げるため犯人がわからず、壊された鍵穴だけが残ります。
残った鍵穴の壊れた原付は使い物になりません。
被害額を誰に請求したらいいのか、誰に怒りをぶつけたらいいのか。
こういった盗難被害に遭わなかったけれど、キーボコによる盗難未遂によって鍵穴が壊される事があるため、バイク盗難保険はバイク本体が盗まれた時の補償がメインですが、「鍵穴いたずら補償」も対象としています。
鍵穴いたずら補償について
バイク盗難保険の「鍵穴いたずら補償」は純正キーシリンダー部品と工賃(消費税含む)が補償対象であり、シリンダーの同種同等の部品を購入するのに必要な代金相当額を上限としています。
最大で5万円まで補償。
鍵穴いたずら補償を受けるには、以下の二つを用意する必要があります。
- 警察署に事故届出(交通事故証明書)
- 損壊したカギ穴の状況を示す写真
保険請求で証拠物を提出するのは基本ですよね。
警察署に事故届出を提出すると保険金を請求する際に必要書類である「交通事故証明書」が交付されるので、ちょっと面倒だなと思いながらも警察署に行き手続きをする必要がありますからね。
「交通事故証明書」と「損壊した鍵穴の証拠写真」の両方が用意できたら、バイクショップで鍵穴交換の見積書を貰い、修理する前に保険会社に提示します。
以上の工程をすべて終えれば、補償金は鍵穴交換を行ったバイクショップに対して直接支払います。(自分に対して現金で給付されるわけではない)
万が一、鍵穴交換に掛かる費用が補償金額の上限を超えたら、上限を超えた部分に関してはご自身の負担となります。