バイクの末路は盗んだ人の目的で変わります。どのような動機を持って窃盗に至ったのかを考えれば盗まれたバイクがどうなるのか検討がつきます。
子どもはスクーターを狙い、暴走族ならネイキッドを狙います。
彼らは盗む対象となるバイクが目的によって明確に住み分けできているので盗まれたバイクによって盗んだ人の目的が分かります。
- 未成年は足代わりに小型バイク
- 暴走族は走るために中型バイク
- 窃盗犯のカスタマイズ用は多種多様
- 転売目的なら売りやすいバイク
- プロなら高値で売れるバイク
いろいろな目的でバイクの盗難が行われるのがわかってもバイクを見つける方法には限りがあります。
未成年の足代わりに使われたスクーターや暴走族が盗んだバイクなら後から盗難届によって発見できる確率があります。
でも、解体されてパーツ単位で売りに出されたバイクは外から見ただけではわかりません。
愛着のあるバイクだから絶対に見つけ出したいけど、現実問題として盗難届を提出したあとに自分で出来ることはネットオークションにパーツが売りに出ないか根気よく監視することしかありません。
警察に盗難届を出しても期待薄
盗まれたバイクのために警察署まで行き、盗難届けを提出しても盗まれたバイクが必ず発見できるわけではありません。
なぜなら実際のバイク盗難における検挙数を見ると物凄く低いからです。
少し古いですが、ZuttoRideに掲載されている警察庁発表の情報によると2016年の検挙率は15.2%です。
バイク盗難の検挙率15.2%はあまりにも低いですが、決して警察がサボっているから低いわけではありません。
原付は乗り捨てされて犯人が特定しにくく、高価なバイクは訓練を積んだプロの窃盗団が盗みます。
それに警察の仕組みとしてバイクの盗難届が提出されたからといって警察全体を総動員して一つのバイクを徹底的に探すわけにはいかないからです。
そして何よりバイク盗難の分母が多いことが挙げられます。
昔からバイクは不良の先輩から盗み方が継承されており、未成年の子どもでも犯罪に手を染めやすくなっています。
大人になってもそのまま盗み癖が抜けない可哀想な人達によって悪質かつ道徳心の欠如によって何の戸惑いもなく窃盗が行われてしまうのは致し方ない面があります。
こういった人たちは捕まらないように工夫を凝らして逃げ道を作りながら犯罪を行います。
警察の対応は、犯罪者を捕まえたときに余罪の取調べや放置車両を盗難情報と照会する程度なので結局は自分で盗難対策を盗まれる前にやるしかありません。
愛着があるバイクが盗まれたから「絶対に見つけたい」では遅いのがバイク界の常識です。
これからもバイクに乗り続けるなら、いろいろな目的でバイクの盗難が行われるのを把握し、盗まれてから反応を示すのではなく、盗まれる前に盗難対策を行いましょう。
参考:【検挙率15.2%(2016年)】ZuttoRideのバイク盗難保険
今もなおバイクに乗り続けるなら
愛着あるバイクが盗まれてから取り戻したいと嘆いても隠されたら証拠がない限り居場所を特定できません。
過去に愛着あるバイクを盗まれたからこそ盗難被害のつらさが分かるはずです。バイクが好きで今もなおバイクに乗り続けるなら今しっかりとした対策を講じるべきです。
バイクにGPS発信機の「ココセコム」を付けるのがおすすめです。
ココセコムは盗難防止というよりも盗難された後の追跡用GPSです。過去に盗まれてしまったときにまったく対策をしてなかったわけ無いですよね。
ハンドルロックなどの対策をしていても持っていかれるときは持っていかれてしまうから追跡できるものがいいです。
それにロック(鍵)とかアラームは誰も助けてくれません。ロックを切断してようが、アラームが鳴っていようが近所人は「五月蝿いな、馬鹿ヤロウ」と、所有者を恨むだけで終わります。
でもココセコムは緊急出動して助けてくれます。
警備会社の方は元自衛隊とか柔道やってました、空手やってましたって人で構成されているので犯人相手に力強い見方になってくれます。
ココセコムは、GPS衛星を利用した宇宙からの位置検索と映画とかでよく見る携帯電話の場所を特定する仕組みを利用して誤差なく居場所を特定できるから、まず間違いなく盗られたバイクを追跡できます。
盗まれたバイクを絶対見つけ出したいならココセコムを利用した追跡が一番です。